なぜなんでしょうね、スケール・エアクラフト・モデリングを始めた頃から、いつのまにかLuftwaffeファンになり、それは未だに続いております。
ここで正面切って、ドイツ機の魅力とは何ぞや?というのを書いても、嫌いな方には雑音でしょうし、好きな方からは、今更なんだよ、ってことになりかねないので、自己分析したうちのひとつだけ、聞いて下さい。
私の場合、メカや3Dのフォルムより、グラフィックが優先しますので、迷彩をまとった上に、マーキングや識別色が良いアクセントとなっているカモマーにまずそそられるのです。派手という面では、シルバードープにバーガスおねいちゃんの米陸軍機が一番なのでしょうが、「どうだまいったか!」的な押し一方な気がしますし、逆に日米海軍機は地味地味だし、ちょうど軍用機としての存在感と、微妙なコントラストを醸し出すマーキングのバランスが最も好もしく映るのです。
また、迷彩の変化も異常なほどです。RLMの仕様自体が、戦局にあわせてかわっていくのに加えて、戦線ごとのローカル・ルール、部隊独自のパターン、細かく言えば、工場ごとの塗り分けパターンの差など、同じメッサーといえども、いくらつくっても飽きが来ません。
またあのマーキングがいい。センスという面では、ヌードのおねいちゃんやディズニーを初めとするコミック・キャラまでオッケーという米軍の自由闊達さ、洒脱なフランス、イタリアには敵わないかもしれませんが、中世ヨーロッパの伝統を踏まえた各種エンブレムのデザインの秀逸さ、やたらおおい動物系(しかも、普通は弱そうで使わない、蚊とか蚤とかまである!)の楽しいこと。シェブロンの幾何学的造形の妙、シャークマウスや特大ヴェスパン、イーグルヘッドの大胆さ、そして極めつけはエクスペルテンの象徴、キルマークの凝りようがたまりません。10年位前までは、それらのマーキングは手描き名人でなければなかなか再現できなかったのですが、今ではメーカーに塗装例を教えて貰うほど別売デカールが充実してきました。できることなら、機体自体の考証なんか、うっちゃといて、がんがん塗装のバリエーションだけ楽しみたいところですが、なかなかね、そうはいかんですね。あのメカの魅力の呪縛もかなりなもんですから、メーカーのマスプロまんまって訳にはね、どうしてもいかないですよね。う〜ん、こうして未完・ストックがまた増えるのです。