だいたい、大人の見る普通の映画なんてここ数年見たこと無いです(;_;) ジョニー・デップ主演の切り裂きジャックの映画なんか見たかったんです。最近、それに主演したヘザー・グラハムに。なんです。美人じゃないんだけどね。でも映画「レニングラード」で共産党宣撫員をやっていた俳優が出てくる、「キリング・ミー・ソフトリー」までは見ようとは思いませんが。ウィノナ・ライダーも「リアリティ・バイツ」なら見ましたが、恋愛映画は全然見ませんでした。近作では、個人的にはリンチの「マルホランド・ドライブ」見たいんですが、、、、、。(2002年3月9日 記)
●「シュレック」
小学生の息子と見に行きました。だもんで、日本語吹き替え版。こレが失敗。藤原紀香に浜田雅人、どっちも大根です。原作の持つ資質を少なくとも30%以上は減じてしまったです。それから、ポカホンタスとかの失敗で、ディズニー王朝の90年代の凋落の責めを居って追放されたひとが、プロデュースしているようで、「モンスターズ・インク」との因縁話も語られていたようですが、後述するようにこっちの負けじゃないかな? 話はおとぎ話の主人公をもっと人間くさくしたらどういう演出になるか、という実験的な試みですが、現実的には見てくれの美醜も大事なのか、いや低レベルならそういう同志くっつけばそれで済むじゃないか、という人種差別論なのか、いまひとつ落ちないので秀作になりそこねました。だいたい、その昔のグリム童話なんか、ばあさんを煮込んだり、残酷の極みだったじゃないですか。それを砂糖にまぶしたのが20世紀で、21世紀なって急に思いついて、砂糖味に塩だけをかけても、旨くはならないんだな。広告でピックアップしていた、キャメロン・ディアス姫が「マトリックス」張りのワイヤーワークを(アニメで)見せるシーンが最高で、それ以外には見所無し。ただし、CGによる絵はきれいです。結論:ビデオで十分。●「モンスターズ・インク」
こちらも小学生の息子とママと行ったもの。日本語吹き替えは、ほんじゃまかの石塚だったかな?「ポカホンタス」路線ではなく、「トイ・ストーリー」路線のディズニー保守本流の作品。見事です。「トイ・ストーリー」は革新的だったでしょうが、こちらはその遺伝子を100%受け継ぎ、また逆に1%も新味も無いクローンのような映画。でもね、このハイレベルな作画(by アンブリン!)、丁寧な演出、きちんと子供へ伝えるべきメッセージを持った作品は、他の何処でも作れません。文句無しに良くできた映画。でも割引鑑賞券じゃなければ、ビデオで十分かも(^_^) 指輪物語はなんか萌えませんね。だいたいああいう壮大なファンタジーって、好きじゃないです。理屈がな〜んにも、無いレイ・ハリーハウゼンなら何度でも見たいですが。ちなみに息子が「千と千尋」を母親と友達と見に行ってしまったので、なんと親父は未だに未見です。許されないよな、普通(;_;)●「ファイナル・ファンタジー」
レンタル・ビデオで見ました。ゲームをしないのでうまくコメントできませんが、まあものすごいCG技術です。上記のアメリカハリウッド超大作CGよりずっとすごい。見たか、これが日本の誇るゲーム・クリエイションの極地だぞ! ちう感じ(^_^) でも、興行的に大コケしちゃったのは、やはりストーリーに難があるからでしょうか? なっかひとりよがりで説得力に欠けるし、人物造詣がすっごいステレオタイプなのよ。エイリアン2って、1作目がゴシック・ホラーの傑作なのに、派手でファンも多いけど、単なる戦争娯楽映画に堕しちゃってるじゃないですか? ああいうイージーな作り方を感じるとともに、あそこまで馬鹿に徹していない弱さ。地球ガイア説みたいな古くさい倫理を持ち出して、形而上的な主題を扱おうなんて、中途半端なすけべ心があるから、興業製品?としての完成度が弱くなってしまったのかもしれません。脚本はアメリカ人を使ったはずなんですけどね。一方、大多数のゲームのFFを知っている方には、すんなり分かるのでしょうから、宣伝予算不足またはその方法のミスや、ハリウッドの圧力もあるのかな? SFでいえば、昔の「JM」はこけ「マトリックス」は当たったのは、宣伝の差でしか無いと思います。だってどっちも中身はゼロだったもん! あるいはリュック・ベッソンの「フィフス・エレメント」は主演にブルース・ウィルスというハリウッド俳優まで起用したのに、さほど話題にならなかったのも、そういう米帝国主義の匂いを感じないでも無いです。●「ナインス・ゲート」
少し前の作品でしょう。ケーブルテレビで見ました。なつかしの「浪漫」・ポランスキー監督。主演ジョニー・デップ。こりゃいい映画。ポランスキーなんてもう結構いい年で引退同然のがたがたかと思ったら、雰囲気は「薔薇の名前」に近いホラー&ミステリー。テーマはポランスキーおとくいの悪魔崇拝なんですが、傑作「テナント」のやるせない雰囲気と「ドラキュラ」のエロスも含み、かつリンチ、クローネンバーグあたりなにするものぞ、といった現代感覚に溢れた、ミステリー・ホラーの傑作となりました。これ、多分成功した原因の半分はキャスティングですね。ジョニー・デップは、もろはまり役だし、その他助演の俳優・女優さんもヨーロッパの方らしく顔も名前も知りませんでしたが、みなうまいんです。ジョニー・デップはしかし、すごいですね。昔はあの貧相な顔つきがあまり好きじゃなかったんですが(特に、「シザー・ハンズ」のメイクのせい?)、ティム・バートンが好きなんで、ご用達俳優だとやっぱり見る機会も増えるし(スリーピー・ホロウ!)、ロードムービーっぽい「デッドマンズ・ウォーキング」(?)も良かったですね。●「イギー・ポップ・ライブ・イン・NY」
これはNHKで放映したビデオ。デヴィッド・ボウイはまあそれなりに時代ごとに耳にしてきましたが、アメリカ人のイギーにはとんと今まで縁がありませんでした。伝説ではね、ストゥージズの過激さとか、映画「ベルベット・ゴールドマイン」でも描かれた、ボウイとイギーの恋仲時代とか、知ってはいたのですが、彼のサウンドには価値が無いと思っていました。ところがね、これが結構いいんですよ。サウンドはもはや骨董品的な70年代ギターバンド風(レニー・クラヴィッツお坊ちゃんが、せっせとコピーしたがるやつですね、、、笑)で、ファズとかワウワウとか使ってるような感じなんですが、でもメロディが結構おいしいのね。アリス・クーパーや、ニューヨーク・ドールズ(ex.デビッド・ヨハンセン)、最近なら、マリリン・マンソンは、「演出上やってるんだよね、プロレスで野暮いっちゃだめでしょ!」ちう、お約束事みたいな感じですが(それはそれで、スタイルとして、とっても好きですよ。でもオジー・オズボーンはださいから嫌。頼むからロック・ミュージシャンたるもの、ステージで「蛙跳び」はしないで欲しい)、イギーはマジですね。かつて有名だった、ステージ上の自傷行為も嘘じゃないんでしょう。まあバッドトリップしていたのでしょうけど。今でも、あの血管が浮きまくった異様なボディを見ても分かります。ストーンズのキース・リチャーズが、マジにやばい男であるのと相通じてるかも。でも四の五の言う前に、歌が良かったなあ。一種フリークスでもある。その割にピュアな歌声。この落差が、いい意味で新鮮でした。NYの連中っていっても、ベルベッツの残党の、ジョン・ケイル(アイランド時代は最高ですが)やルー・リードは、所詮インテリで、頭で作った音だから、心底楽しくなることがないんでしょう。うーん、25年前に聞いておれば、と思いました。※他人様のサイトの画像ですが、ご参考に。●「ジャニス」
同じくNHKで放映していました。だめ、つらくて。途中までしか見てません。レコードもそう。ジャニス、辛すぎて全部は聞き通せない。2002年3月17日 記
