「大磯ガシ・ロングビーチ&千葉の海鼠王国」

<大磯ロングビーチ編>

 今年の夏休みお金もないことだし手近です済まそう、とかみさんと相談していたのですが、山口の秋芳洞&萩の格安ツアーを逡巡しているうちに、冷夏で雨また雨の夏休みになってしまい、結局私の休みの後半、木金土に連チャンで大磯ロングビーチと東京ディズニーシーへ行ってきました。また例年と同じく、文化とか歴史とか無縁のお子様メニューなり(^_^;)

 大磯ロングビーチには初めて行きました。1983年に私が西武百貨店に入社した時から数年までは、新卒社員はアルバイト程度の戦力と見なされ、どんな職種でも「夏の大磯応援」か「冬の苗場応援」が義務づけられていました。当時はどちらのプリンス・ホテルにも、全くの別会社である西武百貨店の売店がテナントとして入っていたのです(苗場は好日山荘同様のショップがあった)。ご存じの方は多いでしょうが、西武鉄道グループ(プリンスホテル、国土計画、伊豆箱根鉄道、西武不動産など)は初代オーナー堤<鉄砲>康次郎の次男 堤義明が経営、セゾングループ(西武百貨店なそ。ついこないだまでは、西友、ファミリーマート、パルコ、無印良品、牛丼の吉野屋、ファミレスのCASAや居酒屋の藩などの西洋フードシステムズ、WAVE、クレディ・セゾン、西洋環境開発インターコンチネンタル・ホテル・グループなど。主に斜体の2社のせいでバブル時代から自壊し始め、現在潰れたそごうと弱者連合中)を長男の堤清二が経営しており、異母兄弟とはいえ、全く別資本だったのです。この当時は、まだ清二氏の御母堂である操夫人(康次郎の正妻)が存命だったので、中軽井沢の夏期売店と並んで、苗場と大磯のプリンスとのコラボレーションが行われていたのでした。話が横道にそれましたが、私は冬の苗場応援にあたったので、大磯へは行かず、結局それから20年、一度も大磯へは行ったことが有りませんでした。まあ苗場応援に行ったからこそ、下手くそでもとりあえずゲレンデの一番上から(泣きながらでも)降りてくる位にはスキーが出来るようになったので、大磯応援よりは役得があったのですが…。
 下記写真は大磯プリンスホテルのロビー近くの売店ですが、すこし苗場プリンスを彷彿とさせる部分が有りませんか?ホイチョイ・プロが「プリンスは欧州風のバカンスを知らない日本人向けに、堤康明が2泊3日までなら楽しめるというコストとコンセプトで作ったホテル」と喝破したのは、考えてみればもう十数年前、まだバブルの前でした。苗場はまだ増築・改修をしてきたでしょうが、大磯はおそらくメンテナンスのみでしょうから、旧態依然とした感覚は覆うべくも無いということでしょう。

 さて、ホテルの話はこれ位にして、大磯ロングビーチですが、関東圏の方は夏だけのCFや交通広告で名前はご存じでしょうが、「ロング」ビーチというだけあって、本当に長い長いプールでした。実は私、今までこの「ロング」の意味を知らなかったんですが、めちゃめちゃベタなネーミングだったんですね。余談ながら、やはり夏期のみCFを打つ。八王子のサマーランドは私の勤務先がCM制作をしていますが、あの「夏だ、サマーだ、サマーランドだ!」というこれまたベタなコピー、クライアントの評判が妙に良く、今年は新規制作無しで去年のフィルムの使い廻しになってしまいました(^_^;) 夏の行楽って、やっぱり思想とか哲学とか関係無く、脳軟化しているほうが良いのでしょうか?

 愚息は今年、泳ぎを練習中でやっと伏せ浮きができるようになったところなので、プール遊びは丁度いいタイミングだったようで、丸二日間十分楽しめたようでした。自分では余り覚えが無いのですが、波の出るプールがこどもにとってあれほど楽しいものとは思いませんでした。8月第4週もその前のお盆の週と同様、前半は秋雨前線、この後半だけが非常に良い天気になり、日頃陽に当たっていない私は、急性の火傷状態になってしまいました。厚木基地のWINGSを5月にやっていた頃は、夏前にまずここでいったん焼けてから夏休みを迎えていたのですが、今年は事前準備無しでかつ、うかつにも水泳帽無しだったため、日焼け止めも大して効かず、頭皮からして火傷状態(ちなみに、私は毛髪に多少不自由しているタイプで、しかも迷彩のため髪の毛の長さも短いのです。これで所ジョージみたいに金髪にすれば、まだあと数年迷彩塗装が有効になると踏んでいます。

上の写真はプールの全景のほんの一部。遠方中央の白いタワーは飛び込み台で、aがおよそ水面から3m、bが5m、cが7m(すべて目測)。私も試しにやてみましたが、aの3m止まりでした。それでも水面まで約1秒くらいが長く感じました。飛び込みなんて中学生時代に山梨のほうの川で、夏合宿の時、大岩から飛び込んで以来で新鮮。もちろん足からです。5m以上から飛び込むと、着水までけっこう時間がかかり、おもわずバンザイ・クリフの映像が脳裏をよぎってしまいました。愚息には水面1mの飛び込み台(写真では写っていない)からやらせてみましたが、飛び込みは良いとして、まだちゃんと泳げないのでプールサイドに戻るまでもたくさしてしまい、監視員がレスキューに出てくれる羽目になり、とんだ馬鹿親となってしましました(^_^;) ところで、土曜日に朝青龍の部屋(最近まったく大相撲を見ないので何部屋かも知らないんです。モンゴル人同志で場外の喧嘩した横綱ですよね、確か)のお相撲さん達が遊びにきており、みなさん各々1回転したり、後ろ向きだったりとパフォーマンスいっぱいで飛び込み、歓声を浴びていました。しかし一番上のc地点から落ちて腹を打った取的さん、さぞかし痛かっただろうな(^_^;)

 なお、大磯ロングビーチは、昔人気だった芸能人水泳大会の恒例のロケ場所だったとかで(こういうネタはかみさん経由)、この日もまたテレビの特番のロケをやっていました。ただし往年の番組とは較べるすべもない企画で、ちなみにタイトルは「巨乳だらけの水泳大会、イエローキャブVSなんたら」というもの(-_-;) ファミリーでは教育上非常にまずい催しでしたが、所詮イベントではなくロケなので、だらだらと進行、イエローキャブの若手タレントの方乳がご開陳!といったお約束シーンは見られず、おやぢとしては残念でした。愚息は大好きな「ミヤサコです!」のミヤサコが来ており、それで満足。まだまだ色気付いていないのね(~o~) ただし、小池栄子がブラウン管と違って大変美人である旨をかみさんから聞かされても、当方は視力で言えば0.3くらいのど近眼のため、あまりはっきり分からないのでした。確かに色が真っ白で巨乳であることくらいは判別できたのですが、度付きゴーグルが既製品なので、視力にして0.6くらいにしかならないんです。それでも高校時代、あこがれの誰それさんの水着姿(スクールでも!)をまったく判別できなかったことを思えばまだ今の時代、便利にはなったのですが。 さらに、かみさんはメカ音痴なため、主たる撮影者の私がプールに入っていると、まったくデジカメを使えず、小池栄子だけじゃなく、若いおねーちゃん達も一切画像には残せませんでした(-_-;) まあ湘南の海岸ではプロの盗撮がかなり問題になっているらしいので、かえって安全だったかも?

上の写真。まだ浮き輪が嬉しい時期。うむむ3年生としては少し恥ずかしいゾ(~o~) なお写真のすぐ後ろは平湘バイパスとかいう道路を隔ててすぐ海という、実に堤義明らしい極めて不遜というか傲慢な施設であります。最近は砂浜から無賃侵入者が多いとのことで、海岸も立ち入り禁止とかで、海で泳ぐ人の姿はゼロ。いっぽう、海岸沿いの石碑には「湘南の海水浴場発祥の地」とあり、辻堂やサザンで有名な茅ヶ崎より由緒が有ると喧伝していることと、大きな矛盾を生じていました。
 なお、かみさんは主にプールサイドとホテルを行き来し、もっぱら休息に宛てていましたが、主婦が炊事・掃除・洗濯から開放されるのは泊まりの旅行の時しか無く、そこで旅行に行ったらあくせくするのは愚の骨頂なのだそうです。これは結構他のお母さん方でも共通の意見らしい。

 上の写真は、ホテル内にある露天風呂「大磯温泉」。宿泊客は入湯税150円で利用できるので2回入りました。ちなみに混浴では無かった、チッ! 湯質は弱アルカリ性で、つまり海の水と同じようなしょっからさ、苦さなんでした。したがって、上がる際にはシャワーを浴びないと、海水浴をしたのと同じことになってしまうという訳。海のそばのプールは真水で、ホテル内の露天風呂は海水という何ともややこしい話です。なお、露天風呂は当然海側である南を向いており、南東の空には何百年に一度とか言う大接近中の火星が妖しく赤く輝いていました。