タミヤ零戦初見の感想

2001年6月30日に、話題のタミヤ1/32零戦とハセガワ60周年記念1/48隼を購入しました。まだほとんどちゃんと見ていませんが、零戦は表面デティールも外板表現やリベットが全部うってあり、なかなか精密感ありますね。可動メカは思ったよりシンプルかな?とはいえ、脚の回転軸部や、スプリング内蔵オレオ、フォークのプラ・金属事前合体など、うならされます。もともと零戦には強い思い入れの無い私なので(あ、そこ、石投げないように)、あるいは発売延期の裏話などが巷間流布していたため、結構醒めた目で見ていました。購入しても、宮前マイスターのような可動部自作テクをキットで勉強できれば、みたいなつもりだったのですが、はあ、やっぱりこれはラジコン、ミニ4駆をものにしてきたタミヤ、飛行機プラモのひとつのメルクマールを開発したなあ、と思わされました。確かに、可動部はハッチ系とかもっとあっても良かったかもしれないですが、かつて20数年前の、レベル、ハセガワによる1/32全盛期にこども時代を過ごした身としては、あの水準がここまで来たか!という、一種のタイムスリップ感覚を覚えてしまったのです。1/32スケールは、長い間絶滅種であったため、スタンダードな1/72や1/48のような系統的発展を見ることがなかったため、こんな感慨も起きてしまうのですね。ここは、もう四の五の言わず、メーカーの設計に身をゆだねて、おおせの通りに作ってしまうのが健全なのでは?と思っています。こっから先、考証をたくましくしたり、追加工作したりはもちろん各人の自由でしょうが、それをしても完成品の価値はそんなにプラスされるものでも無いように思えてしまうのですが、いかがでしょうか?例えば1/12のカーモデルとか、1/6のバイク、究極版(正式名称知りません....笑)ガンダムキットみたいな、といえばいいのかな? もしそれらのように、このキットがシリーズ化されて、同じレベルのキットが続々開発されたとしたら、そのとき初めてプラスアルファを考えればいいのであって、この零戦は日本全国のモデラーが等しく、プラモ製作というものの原初的な楽しみを享受すれば、それでいい、と思うのです。そういえば、モデルアート社の雑誌M-Catsの題材としてうってつけですね。キット発売遅延が今更ながら恨まれる感がありますね。でも本誌やSA、MGのようなモデラー視点でアプローチしなければ、まさに出戻りの方もきっとガイダンスとして読むのじゃないでしょうか?

対するハセガワの隼は、ここのところのハセガワスタンダード、特に力が入ったとも、新機軸がある訳でもないごくごくノーマルな48飛行機プラモです。陸軍単発戦闘機の穴であったラインナップを埋めるべく、発売しました〜というところでしょうか。隼は零戦以上に思い入れが無い機体ですが、しっかりしたキットだし、個人的にも2〜5式戦まで作ったので、こりゃ買っておかないと、という気分にさせられたという所です。もし作るならこれもメーカーまかせで、64戦隊加藤戦隊長機でいいや。

全く対照的なふたつのキットですが、どちらも、素直にメーカーの提示したレシピそのままを味わいたい、と思ったのがちょっと面白かった、というそれだけの話でした。


追記:結局、このキットはつくらないまま、フェイク・コンの景品としてあげちゃいました(^_^;)