がらんどう

アオシマ+レベル

ARADO TB2 

1/72


 4回目を向かえ、もはや恒例行事となってしまった「ドンナモンダイ〜年越しモデリング&作り初め。今年2007年はこどものちうがく受験やら、実母初めての一人正月なので、しばし開催を逡巡していたのですが、逆に言えば今年もかみさんの実家には帰省しないわけで、自宅にいるなら、やったれい、というところ。
 私のお題はサンダーバード2号。サンダーバードには特別思い入れが無いので、躊躇無くフェイカーまっしぐら。2号というのはルイジ・コラーニの超大型旅客機プロトにも似てシリーズ中一番人気メカだったと思いますが、私はこれにアラドAr232という試作輸送機の影を見てしまったのです。TB2のキットは確かTACさん主催川崎ペパーランド オフ会の景品だと思います。はっきり言ってサンダーバードに深い思い入れの無い私は、自分では買わない。小学生の頃から黒柳徹子さんのペネロープを聞いて育った世代なんですが、どうもあのテンポの遅さにイライラしてしまい、土曜日午後などNHKで特番組んでもパスすることも多かったですねえ。まあ逆に言えば、サンダーバードを愛していたらこういうおいたはしないかも、ですね。
そこで新春早々のソッコーフェイクの犠牲になったのは、レベル印(元は多分リンドバーグ)のアラドAr234。同じアラド云々というよりも、絶対真面目に完成させることのないオールドタイマーなこととと、既に過去4発エンジンポッドを何かのフェイクにカニバっているからでした。V-1号もセットされなかなかゴージャズなキットです。
発想は安直でして、1/350の表記のあるTB2を1/72に見立て、アラドAr234から主翼とエンジンポッドを移植するだけです。胴体のラインとアラドの主翼はむろん合いませんが、金やすりで適当に削り瞬間接着剤でいい加減に固定。むしろアオシマ(元は今井科学?)のTB2の成型レベルの高さに驚きました。カーゴの上下は摺り合わせが必要ですが、カーゴと胴体の四角い穴はぴったりはまります。
てな訳で数時間の工作で完成。本当はゴータ242みたいにシャークマウス付けたかったんですが、イタレリのキット付属デカールではサイズが合いませんでした。TB2NO脚はメタル製で伸縮可能なロッドアンテナ式。なかなか優れもののアイデアです。アラドAr232風ムカデ式車輪は、TB2キットの各種車両のそれを転用。