Focke-Wulf Flitzer
Revell AG 1/72
<実機について>
フリッツァーは、英語ではMadcap、日本語では向こう見ず、という意味。フォッケウルフ社が1943年から開始した一連のジェット機研究のうち、Entwulf2(デザイン2)が後のタンクTa183に発展したのに対し、Entwulf6(デザイン6)の設計を進めた、Plan
VII(Projeckt VII)プロイエクト・ジーヴェンのコードネームがFlitzerであったらしい。RLM(空軍省)からは、Fw226というナンバーを付与された。
Ta183は1944年末から45年年初の緊急戦闘機計画に応募したが(採用もTa183)、フリッツァーは敗戦まで研究が続けられた。形式は5種類検討されたとあるが、基本的には短発ジェットエンジンを積んだ中央胴に双ブームで、戦後英軍のヴァンパイアと同じレイアウトである。エンジンは、BMW003にロケットエンジン装備(HWL109-509、Me163と同じ)か、ハインケル・ヒルトHeS011のどちらかであったようである。武装は30ミリMk108が2門と少な目、高度1万4千mで時速900Km/hを予定していた。図面はバッド・アイルゼンの工場で連合軍が進駐する前に焼けてしまったらしい。

<キット概要>
キットは一連のドイツレベルLuft`46シリーズのうちの1機。デティールなどは大雑把だが、どうせ計画機なので、おおらかな気持ちで取り組める。実機は木製のモックアップしかできなかったが、機首のフォッケウルフ機の特徴的な前下がりのラインとFw190と同じアレンジのキャノピーは、この機がハンス・ムルトホップの設計になることを雄弁に物語っている。
主脚カバーはキットは丸形で、昔の素面に準拠の模様。モノグラム出版のシークレット・プロジェクツ本では四角に描かれている。
エンジンはロケットエンジン装備形式を再現しているらしく、ジェットエンジンノズルの下に小さなロケット排気のノズルが開口してるが、本当にこのレイアウトであったかは不明。

<工作>
ドイツレベルの常としてキャノピーの透明部品が70年代の水準なのでキットのプラパーツを型に、塩ビでヒートプレスした。
ピトー管、30ミリ機関砲を真鍮パイプで、下面のモラン・アンテナはファイン・モールドかどこかのエッチング・パーツ。
錘はセットされていないので、釣りの噛みつぶし錘を適当に。プラの材質が割に固く、肉が厚いため、双ブームにもかかわらず
アラインメントは狂いにくい。あとは主翼の空気吸入口の合いが悪いので削った程度。
<塗装>
ルフト46ですが、最も末期では、無塗装のジュラ地にシーラーだけという夢も希望も無いことになってしまうで、Fw190D-9の初期に多かった上面はRLM75とRLM83、下面は番号不明のスカイという、RLM中期迷彩カラーと同じ受け身塗装です。デカールは余り物。JG4のエンブレムは多分エアフィックスの72のFw190の流用。JG4は確か45年5月以前に解散してりる部隊だが、
甲冑のエンブレムと黒白黒のRVバンドがスパルタンなので、史実は無視してビジュアル優先です。
トラックはエッシー、キューベルワーゲンはハセガワ。

<参考資料>
●Jet Planes of the Third Reich,The secret Projcts-1(Monogram Publications
1998)
●航空ジャーナル別冊ドイツ戦闘機(1980年)
●Lut`46 http://www.luft46.com/
フリッツァーのページ
http://www.luft46.com/fw/fwflitz.html
<お願い>
このドイツレベルのキットのパッケージをお譲り下さる方はいませんか?パッケージのみ欲しいのですが。
※クリックすると大きな画像にリンクします。なお。この作品は、みかののダンナさんのサイト「風は南から」で開催された「ドイコン2002」へ新作ができず、リリーフで応募したもののです。結果は当然ながらほぼ選外でした(^o^)
