ドイツレベルのフォッケ。図面云々では異論もありましょうが、見た目のらしさでは今のところ、1/72では最高の出来映えです。とにかくグラマラス、機首のあたりの猪首の感じなど力強いことこの上なし。いきおい余って垂直尾翼付け根はいくらなんでも太すぎかも知れません。ハセガワの72がやせ過ぎに見えてしまいます。どっちが正しい、どっちが間違いというのでは無いのでしょうが、上がりから判断すれば独レベルに軍配を揚げたいです。1/48のタミヤ=太、トライマスター(ドラゴン)=やせの図式をもっと極端にしたようなものでしょうか。表面デティールも90年代のキットらしく、部分的凸モールドがあったりして飽きさせない工夫がなされています。作るのが楽しくなるキットの最右翼です。ただし唯一にして最大の欠点はキャノピー。今時後部の金属部とアクリル部を別々にモールドしてある上に、透明部はかなり厚いです。ハセガワの芸術的とも思える薄さを味わってしまっては、これはいささか許せません。従ってハセガワより後方キャノピーをコンバートしてあります。先に述べたように胴体のプロポーションが異なるので、キャノピー断面型および長さも、もちろん合いません。閉状態にするなら、一生懸命すり合わせをする必要が有ります。私は面倒くさいので、前部はキットのまま、後部は開状態にしてハセガワのパーツを止めるという方法で逃げています。デカールはAMD。カウリングの白黒ストライプは塗り分け。ちゃんとスリットが開いているので、排気管を真鍮パイプで付けています。ここまでしなくてもいいのに、という気もしますが、設計者がこだわったんでしょうね。独レベル開発陣の愛を感じるキットであります。



