氷見線
全国行脚‐西日本編
冬の日の夕方、雨晴に到着した上り普通列車です。
車両の塗装変更は氷見線にも及んでいましたが、他地区で余剰となった車両の転属により
国鉄急行色が走ることもありました。
残念ながら厚い雲のため、立山連峰を背景にした姿を納めることはできませんでした。
上段のカットの翌朝、通勤対応で4連となった普通列車です。
残念ながらオール国鉄急行色にはなりませんでした。
雨晴でキハ58系同士の交換です。
上り列車の後追いカットです。
1982(昭和57)年4月、早春の氷見線です。
能登半島に傾きかけた太陽に近郊型気動車はより赤味を増し、
残雪の立山連峰はとても雄大で何時間見ていても飽きることはありませんでした。
画面中央付近にはかもめも飛んでいます。
上段のカットと同じ日に撮影したものです。
午後には2往復の客車列車も設定されており、
1往復目の下り(氷見行き)は「四季を往く−春」にも掲載されているこちらです。
そしてその折り返しが左のカット。
荷扱いの関係か、オハユニが編成の中間に組み込まれています。
2往復目の下り列車です。
夕方になり、列車に日は当たっていません。

また当時の氷見線には腕木式信号機も健在で、
耐雪目的でしょうかワイヤーは地表を這うものではなく、
地上1メートルくらいのポールを使用したタイプでした。
(※1)
2往復目の上り列車です。
辺りは暗くなりはじめ、機関車の側灯の明るさが目立つようになってきました。
夕暮れの立山連峰を背に、氷見をめざす下り列車です。
露出ギリギリのなか、この日最後の1カットです。
十数年ぶりに訪れたこのときは立山連峰を見ることはできませんでした。
しかし、夕暮れに煌々と光るヘッドライト、凪いだ富山湾、
そして遥かに見える煙突の煙はとても叙情的な風景でした。
<四季を往く>掲載分  @ A
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