旧・茨城交通 湊線(現・ひたちなか海浜鉄道)
全国行脚‐東日本編
2008年に第三セクター化された旧・湊線の昭和50年代の姿です。
那珂湊の機関区には北海道から来た湘南型フェイスの気動車が走っていました。
中にはへそ電と言われた前面の真ん中に大きなライトをつけた変り種車両もありました。
こちらは有名なステンレス製気動車のケハ601です。
管理人も何度か乗車した経験があります。
1960(昭和35)年製という車齢には勝てずすでに廃車になってしまいましたが、
台車を取り外した車体だけは物置として使われています。
勝田に停車中のケキ103です。
59.2のダイヤ改正までは湊線でも車扱をしていました。
管理人はこの機関車の牽く混合列車に乗車したことがあります。
勝田の構内では常磐線の本線を跨いで、忙しく貨車の入換をしていた機関車でした。
昭和50年代の半ばまでは7月下旬から8月上旬の間のおよそ1週間、
臨時急行「あじがうら」が海水浴客のために設定されていました。
編成はキハ28・58の6両編成が基本であったと記憶しています。
上野から乗車して那珂湊で降りる際、中ほどの2両しかドアが開かないことを
直前に知り大慌てしました。
阿字ヶ浦で折り返し待ちの臨時急行「あじがうら」です。
留置中、前面の貫通扉はずっと開いたままでした。
国鉄払い下げの10系気動車の姿も見えます。
真夏の那珂湊構内です。
ケハ601のステンレスに強い日差しが反射してとても眩しかったのを覚えています。
再塗装してまもなくでしょうか。
隣の車両と比べればその美しさは一目瞭然です。
庫内に憩う機関車が2両。
遠い昔の情景になってしまいました。
中根付近で撮影しました。
本命はこの後の臨時急行「あじがうら」です。
中根に停車中の勝田行き普通列車です。
国鉄払い下げの気動車があずき色の気動車に混じって活躍していました。。
撮影日は2014(平成26)年11月2日。
ひたちなか海浜鉄道になってから那珂湊での1カットです。
旋回窓が特徴的なこのキハ222は国鉄キハ22と同型で
北海道の羽幌炭鉱鉄道から昭和46年に購入したものです。
残念ながら2015(平成27)年5月に引退してしまいました。
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