花王とカネボウ 紫外線予防技術
花王は９日、同社子会社のカネボウ化粧品と共同で、皮膚の深層部にダメージを与え皮膚老化などの原因になる紫外線「ＵＶ－Ａ」を防ぐ新技術 「ＡＤＶＡＮ（アドバン）」を開発したと発表した。花王の「ソフィーナ ボーテ」とカネボウの「アリー」の両ブランドのスキンケア用品や日焼け止めに応用 する方針だ。
新技術は、花王が開発した紫外線の防御剤にカネボウの表面処理技術を組み合わせた。紫外線を防ぐとともに、日焼け止めクリームなどを肌に塗った際の滑らかさや肌の透明感も実現したのが特徴だ。
従来の技術は、一時的に日焼けを引き起こしてシミやそばかすの原因となる紫外線「ＵＶ－Ｂ」の防御に主眼を置いていた。しかしＵＶ－Ａが慢性的なシワや 肌の弾力低下などの原因となることが問題視されるようになり、両社は新技術の開発を急いでいた。今後はグループ全体で活用していくとしている。
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